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Schwenk&Seggelke-奏者の表現力をさらに高めてくれる楽器

世界が注目する名工、シュヴェンク&セゲルケ
シュヴェンク&セゲルケ社は、クラリネット製作における新しいコンセプトを実現するために、クラリネット製作を専門に45年の経験を持つウェルナー・シュヴェンク(木管楽器製作マイスター)とクラリネット演奏と研究、並びに古楽器製作を長く手がけたヨッヘン・セゲルケ(クラリネット奏者・楽器製作者)の両名により1995年に設立され、バンベルクを拠点に製作を行っています。

Werner Schwenk
1963年から楽器を制作し続けている。彼はTuebingenのKreul氏の下で木管楽器制作に関する教育を受けたのち19年間そこで仕事をしていた。その後、Puechner工房に移り5年間を過ごした。1986年にMuenchenでマスター試験に合格し、独立した。1996年、Jochen Seggelkeと共同でクラリネット制作を開始し、1998年にBambergで、共同で工房を開設した。数少ない休暇日には、自転車でどこか遠くへ出かけているらしい。

Jochen Seggelke
MannheimのHans Pfeifer氏の下でクラリネット演奏に関して教育を受けた後、様々なドイツオーケストラやアンサンブルで活動している(例えば、Concerto Köln, Acamusなど)。1995年に木管楽器製作者としての教育を終え、自身の工房を開設し、1996年からWerner Schwenk氏と共同でクラリネット制作を開始した。その後も自身の音楽活動は継続しており、プロフェッショナルな音楽家としての経験が、彼の顧客からの要求に対する丁寧な対応に生かされている。2005年から、ドイツの"Who's who"にリストされており、Bambergの経済代表としてアクティブに活動を続けている。時折、ヨットで仕事から逃亡することがある。

E♭ C D High
G
High
A♭
B♭ A Basset
Horn
Basset
Cla
Bass
German System
model 2000
Reformed Boehm System
model 3000

German System Clarinet
Model 2000


B♭クラリネット / Aクラリネット

・31キー
・左手親指のカバードキーによるB♭メカニック
・ A-Eのオートマティックレゾナンスキー
・ 新素材タンポ
・左手小指用Es/ Fキー
・最低音Eの音程補正システム(ベル部分)

下管における改良点
・H-Cis連結バーの短縮
・Cis音孔の位置を少し下げ、かつ大きくする事によって、FisおよびCisの音程を、替え運指、正式な運指両方において補正。
・H-Cisにおける音孔の位置を変更し、より少ないバネの力で素早く正確な動作を実現。また、板バネ付き調節ネジをキー保護のために装着。その下のコルクを傷めないようにも工夫がなされています。 これらの改良により、キーの雑音も大幅に減少しました。
右手薬指の音孔に小さい補正音孔をつけることによりa-e’’両倍音が補正可能に。さらに新素材タンポにより高密閉度を実現、これによりムラが無く密度の高い音色と、より正確な音程が最高音域まで得られます。

Reformed Boehm System Clarinet
Model 3000


B♭クラリネット / Aクラリネット

モデル3000は多くのベームシステムを使用しているプレイヤーの要望にお答え得る、個性的で、バランスの取れたサウンドを最大限に引き出してくれるハンドメイドの ハイ・クオリティーモデルです。           
伝統的なベームシステムの指のポジションで、ドイツシステム(特に左手の運指)に抵抗が在る方にお薦めです。
こちらのモデルは、内径がドイツベームと同じため、まさにドイツの響きを持ったベームシステム運指のモデルで、従来のリフォームド・ベームよりも、さらに一層ドイツ管の響きに近づく事を可能にしてくれます。
モデル3000(ドイツ内径・フランス運指)はモデル2000太管内径のものが基本で、管自体の寸法は若干大きめ、豊かな周波数幅を持ち、芯のある且つ暖かい響きが特長です。
アコースティック・ボアの使用によりこれまで雑音の多かった音をクリアにし、更にB♭メカニックの使用により、音程も改善されています。


B♭メカニック




―材料へのこだわり
木材は細心の注意をはらい7年以上寝かします。 その木材を丸い筒状にしてから再度1年程寝かせます。
その後、内径を微調整して外側を大体仕上げ、さらにまた寝かすことを繰り返し、膨張や収縮などの変化が起こらないよう、またひび割れにも抵抗力のある状態にまで材木を熟成させます。

伝統的な東アフリカ(モザンビーク)産のグラナディラ材の他に、シュヴェンク&セゲルケでは以下の木材を使用しています。

ココボロ(Cocobolo)
-赤味を帯びた柔らかい南アフリカ産の木材です。クラリネットより、バセットホルン、バスクラリネットに適しています。少し軽めの吹奏感で柔らかい響きを持っていますが、グラナディラ材ほど強い響きではありません。

モパニ(Mopani)
-グラナディラ材と同じ地域で産出され、グラナディラ材に比べると多少軽く、美しい赤茶色をしています。

パリサンダー(Palisander)
-ホンジュラス(中米)産、暗褐色の材で、響きの特長はココボロ材に類似しています。

柘植(Buchsbaum)
-古典クラリネット製作の経験から、この、他に真似の出来ない素晴らしい音色を持った伝統的な楽器用の材を、古典クラリネットのみならず現代クラリネット製作にも活用しています。


小林 利彰 氏 / 東京交響楽団 
使用モデル : Model2000 German Sysytem
我が名器、Schwenk&Seggelke
「Schwenk&Seggelke」それは私にとって、救いの女神のような存在です。この楽器に変えてから、それまで抱えていた様々な悩みが一挙にほぼ全て解決しました。
一番大きかったのはピッチの問題の解決でしょう。それは唯単に音程•ピッチの問題の解決ではなく、自分がイメージする音色をある程度守りつつ、オケの中に溶け込める、と云う私にとっては理想的な成果です。
ウィーンでの学生時代、所謂 Wienerschule と云われる独特なスタイルを学んだ私が東京交響楽団に入団し、10年はその Wienerschule の代表的なメーカー、Hammerschmitd の楽器で頑張りましたが、ピッチの問題から止むを得ずドイツの代表的なメーカー、Wurlitzer に変えたました。しかし、どうしてもウィーンのスタイルから脱却出来ず、自身で思うような音色が作れません。これに関しては自分の中である程度犠牲にしていました。
そんな時、石森管楽器のショーケースの中の Schwenk&Seggelke に出会ったのです。 始めて聞く名前のこのメーカーは、当然見るのも始めてで、楽器のデザインが私にはとても洒落て見えました。 すぐさま試奏させてもらいますと、外見•デザインも去る事ながら、吹いた瞬間、これなら音程•ピッチを損なわずに、Wienerschule の感覚にある程度戻れるのではないか?と云う直感が走り、その場で持ち帰り現在に至っています。
製作者の1人、Seggelke氏自身がシュトゥットガルトのオーケストラに所属していたクラリネット奏者であるだけに、現場に立つ人間の立場で楽器製作に向き合っている、と云う事がよく伺えます。 実際に氏にお会いしてみると、やはり想像していたとおりの素晴らしい方でした。 私は勝手に自分自身でこの Seggelke氏の楽器をカスタマイズしていますが、そのことに関しても寛容に認めて下さり、楽器製作者と奏者が同じ目線でお話が出来るのも、氏の懐の深さだと感心しております。
このABセットさえあれば、定年まで安心して仕事が出来る! Schwenk&Seggelke 様様様様..........!

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